生産量前年比101%の約11万トン/シリコーン系は過去最高を記録

摘要

日本シーリング材工業会（常守日太刀会長）はこのほど、経済産業省製造産業局住宅産業窯業建材課調べによる、平成14年の建築用シーリング材年間生産統計を発表した。 それによると、平成14年の年間総生産量は113，765t、前年比101％とほぼ横ばいの結果となったが、平成14年の建築着工動向は総床面積で172，344千m~2、前年比92．5％、一昨年比では13．9％減となっていることから、健闘したといえよう。 これは、建築物におけるシーリング材の用途拡大や目地設計の改善が進んできた結果と思われる。 材種別にみるとシリコーン系が30，779t（前年比106％）と大幅増を示し過去最高を記録した。 これは首都圏を中心とした大型再開発プロジェクトなどの需要が堅調であったためと思われる。 内訳は1成分形が29，191t（同105％）、2成分形が1，588t（同121％）となっている。