新しい床アートを表現するデイン舗装工法

摘要

ショッピングモールや商業施設、テーマパークの内外構、また公園や遊歩道などの舗装仕上げ材は、天然石やタイル、インターロッキングブロックやレンガ、さらに歩道平板、コンクリートやアスコンが一般的な外構材として使用されている。 近年はそれらの材料に加え、セメントや樹脂を素材とした現場施工型の各種デザイン床が注目を浴びている。 当社では、コンクリートの表面にゴム製押し型で模様を付けるスタンプ式のデザイン床を商品名「デザインクリート」として約11年前に発売している。発売当初は天然石などの模倣、擬石としての用途が主であった。 すなわち天然石は高価なので、価格を低く押さえる目的で使用される事が多かったのであるが、近年は、石やタイルでは求め難い大判や、天然素材では表現し得ない色やイメージを表現するための新しいジャンルの床仕上げ材として、またデザイナーの感性を表現できる新しい床アートとして使用するというように、目的や要望が変化してきている。