モルタルやタイル目地材などのカラーバリエーション大幅増へ

摘要

菊水化学工業（株）（遠山眞人社長）はこのほど、セメントやモルタル、タイル目地材などの粉体製品につき、そのカラーバリューションを大幅に増加、充実させることを発表した。 色数は100色程度で、現在進めている色の選定作業が終わり次第、今秋をめどに販売をスタートさせる予定だ。 同社はこれまで、同社で取扱う建築用塗料や仕上塗材の商品において、独自に作成した1200色のカラーカード「1200kabecolor」の頒布を行い、顧客からの色の要望に幅広く対応できる仕組みを構築してきたほか、各地に調色センターを設置し、現場の近くで調色することにより注文から納入までをスピーディーかつ合理的に行えるよう流通面の改良にも取り組むなど、"色彩の提供"に重点を置いた活動を進めてきた。 「1200kabecolor」については、初回に作成した1万部がほぼ完売するなど好調ということだ。 今回の粉体製品のカラーバリエーション強化も、そうした政策の一つとして行われるものである。