摂津の国一多田銀山

摘要

今から20年前、「秀吉に迫る」を書くに当たって、多田銀銅山（以下、多田銀山）で豊臣家の埋没金を20年も探し求めている鈴木盛司さんの講演を聴いた。“間歩”（坑道）で収集した鉱山道具、石塊などを見せながらの話であった。講演後、お互い意気投合し、私が集めている世界の鉱物をお見せする約束で別れた。その後、お互い仕事の関係で電話の会話だけで会えず仕舞いであった。今回、鈴木さんに連絡をとったが、病気で埋没金の探索を中止されているとのことであった。