工事価格の適正化に向けて団結を

摘要

㈱全国建設室内工事業協会（高宮春夫会長）は2月2日、東京·千代田区のKKRホテル東京において新春経営革新研修会および賀詞交歓会を開催した。 会の冒頭、挨拶に立った高宮会長は「当会も設立30年を迎え、技能士育成のための技能検定や業界に向けた経営の健全化への取り組みなど、様々な取り組みを行っている。 我々業界でも徐々にではあるが明るい兆しも見え始めてきたものの、ダンピングによるしわ寄せなどの受注構造による問題が後を絶たない。 契約を自ら行い、適正を価格での工事を目指して会員同士で団結して問題解決に向けて取り組むことが重要となっている。 本研修会で勉強していただき情報交換を行いながら、自分達の経営を立て直せるようにお互い切磋琢磨出来るような有意義な研修会としていただきたい」と語った。 その後、来賓挨拶として吉野石膏㈱取締役社長の須藤永一郎氏が挨拶に立ち「新築マンションや非住宅建築物の着工が好調であるが、原材料高やエネルギーコストの問題によって、製品の値下げといった要望に答えられていない現状についてご理解いただきたい。