株式会社トウペ

摘要

当連結会計年度におけるわが国経済は、経済対策が奏効したのに加え、アジア経済の急速な回復等の影響から景気は徐々に下げ止まり、自立回復への兆しをみせ始めましたものの個人消費が低迷を続ける等、依然として厳しい状況のうちに推移しました。 このような状況のもとで、当社グループは、高付加価値製品や高機能製品等の重点品の販売拡大を図るとともに、新規ユーザーの獲得に傾注して積極的に営業活動を行いました。また、内部面では、原材料費の低減、不採算品の整理及び経費削減等に取り組みました。 これらの結果、当連結会計年度の業績は、連結範囲の見直しにより、3社が新たに連結子会社となったこともあり、売上高は20,894百方円と前連結会計年度に比べて771百万円（3.8％増）の増加となりました。 また、利益面では、有価証券売却益の計上もあり経常利益は、491百万円（前連結会計年度は368百万円の経常損失）となりましたが、保有有価証券のうち時価が下落し回復の見込みのないものについて評価損を特別損失に計上しましたため、当期純利益は238百万円（前連結会計年度は618百万円の純損失）となりました。 なお、当社は「土地の再評価に関する法律」に基づいて、事業用土地の再評価を平成12年3月31日に実施いたしました。 これにより資本の部に「再評価差額金」2,856百万円、負債の部に「再評価に係る繰延税金負債」2,068百万円を計上しております。