建築工事標準仕様書JASS6鉄骨工事鉄骨工事技術指針--工場製作編／工事現場施工編改定のポイント　＜24＞

摘要

完全溶込み溶接部の内部欠陥を対象とする社内検査ほ製作工程での品質管理が適切に機能し要求品質を満足していることを検証し、受入検査に合格することを目的に行うものである。受入検査は5．18節「溶接部の受入検査」に詳述されているように、一般にJASS6またはJISに従い抜取検査で行われる－が、社内検査の方法が不適切で工輩不良率が要求品質を満足していをい場合には、受入検査でロット不合格となる確率は95％以上と極めて高くなるこの場合には全数検査、補修、再検査による製作工程の遅延やコストの増大など鉄骨製作業者にとって大きな負担を強いられることになる。