海外：エノンのエポキシ化反応を促進非イオン性マイクロエマルジョン

摘要

マイクロエマルジョンは大きな界面接触面を持ち極性·非極性双方の反応剤を溶解する事が出来るため、有機反応でしばしば遭遇する反応剤同士の不適合を解決する有力な手段である。 モデル反応として使用されたのはalpha、beta-不飽和エノンであるtrans-カルコンめOOH-によるエポキシ化反応である。OOH-はH2O2とNaOHの反応によって創り出される。 H2O2/NaOHは水に、trans-カルコンはn-オクタンに溶かして反応させるのであるが、互いに相手の溶媒に対する溶解度は極めて低い。