日本製紙　富士市の工場で火力発電　三菱商事，中部電力と事業会社　首都圏へ売電へ

摘要

日本製紙は7日，三菱商事，中部電力と石炭火力の発電事業会社を設立することで合弁契約を締結し，首都圏に電力を供給しているダイヤモンドパワー（東京都中央区）に販売すると発表した。首都圏は東京電力管内で，電力供給している地域であり，従来は大手電力会社10社が地域ごとに分け合う供給体制が続けられていたが，他地域からの“越境販売”による参入は初めてで，これまで課題となっていた“電力自由化”の先駆けになると伝えられている。