中業朗おる産業保動の活化と保健師に期待される役割～2008年度に向けて必要な対策とは？～

摘要

産業保健活動には，労働者個人への支援から健康的な職場環境·風土づくりに向けた職場全体への支援まで，また，健康の維持増進·健康障害の予防から早期発見·治療·再適応の支援まで，多面的な取り組みが求められている。 しかし，自社内に産業保健専門職を雇用していないことが多い中小企業においては，これらの産業保健活動が十分に行われておらず，特に，労使が協働して職場環境を改善するなどの組織的な取り組みが立ち後れている現状が報告されている。