収益2～3％の微増景気停滞と環境規制で冷媒事業不調

摘要

米国最大のガスディーラー、エアガスの2014年3月期通期業績は、売上高が50億72百万ドル（約5169億円）で前年比2％増、純利益が3億50百万ドル（約356億円）で同2．9％増の増収増益だった。今期は厳しい経営環境に加え、アメリカ環境保護庁（EPA）が昨年3月に発表した新たな排出ガス規制により、R134Aなど同社が供給を行う冷媒事業に影響が出たものの、一桁ではあるが成長を維持した。しかしROC（資本収益率）は12．2％で前年から10ポイント下がった。