HEMをキーワードに経営安定化目指す四国工業ガス企業造船受注再開で市場は回復基調

摘要

2014年度に入った四国工業ガス市場は、地場産業というべき造船の受注再開、建機の増産投資を受けて回復に向かっている。ただ、もともと新規の工場進出が見込みにくい地域だけに回復といっても、そのペースは緩やかで、いまだピークには程遠いレベルだ。城内工業ガス企業各社は、シュリンクした工業ガス売上を埋めるため、在宅医療、病院関連のヘルスケア、LNG、LPG、太陽光発電といったエネルギー、メンテナンスや検査といったアフターサービスの業際3事業へのシフトを進め、成熟市場での生き残りを図っている。