三菱ケミカルホールディングスと資本業務提携契約締結300億円増資で三菱ケミ出資比率27％に拡大:北栄オン菅イトなどで両社事業シナジーに期待

摘要

大陽日酸（田通信司社長）は、9月26日、同社の筆頭株主である三菱ケミカルホールディングス　（小林喜光社長）　と資本業務提携契約を締結、北米·アジアでの石油化学、医薬品分野での両社事業基盤の拡充を図っていくことになった。同提携に際して大陽日酸は三菱ケミカルホールディングスを割当先とする第3者割当増資等による増資を行う。調達資金は、約300億円。同増資により三菱ケミカルホールディングスの大陽日酸への出資比率は、最大27％に高まることになる。大陽日酸では、同増資資金を、北米、ベトナム、フィリピンでのオンサイト事業、ディストリビューター、ローカルガス企業のM＆A、国内の液化炭酸ガス、酸素安定同位体製造の原資として活用、今後5年間平均で年間売上高120億円、経常利益で30億円の増収増益効果を見込んでいる。