C2H2アセチレン11年生産、ほぼ底ばいで推移

摘要

長期低落傾向が続くアセチレン生産量だが、2011年の生実績は、前年ほぼ横ばいの1万1750トンとなったとみられる。関東、北海道、北陸、近畿、中国、九州では、月間生産量が微増に転じる月もあり、とりわけ関東地域でアセチレン容器が不足する事態も発生、余剰容器を探すという場面もあったという。もっとも、地域間格差も大きく、伸び率もごくわずかであり、リーマンショック後の景気回復、震災復興、タイの洪水による国内生産への切り替えなどが貢献したと予想される。