低位だがゆっくり回復基調今後2～3年は厳しさ続くの声も

摘要

ガスシールド溶接用ワイヤの出荷状況は一昨年9月の世界同時不況後、最悪期だった09年3～4月を挟み、回復基調を辿っているが、まだ八割に満たない状態で推移している。09年1～12月出荷は前年比29.3％減の18万0907tと、予想された通り20万t台を大きく下回った。09年1～6月出荷は同33.1％減の8万7500tだったが、10年1～6月出荷は同14.7％増の10万0400tへと数字は確実に回復基調を示している。