＜アストモスエネルギー設立10周年記念＞増田社長単独インタヴュー

摘要

アストモスエネルギー株式会社が設立10周年を迎えた。この10年間にもLPガス情勢は，国際的にも国内的にも大きく変化した。 LPガスというエネルギーを理解するのは実に難しい。記者はプレゼンテーションなどを依頼された折には，必ず次のようにいうことにしている。「LPガスはエネルギーの中でも最も難しいエネルギーです。大きな道路が何本も交差する交差点の1本の細い通りです。しかし，原油通り，LNG·天然ガス通り，石油化学通りなど，どこで渋滞が起きても，拡幅工事があっても，事故があっても，みんな細いLPガス通りを抜けようとします。価格が乱高下し，需要拡大が妨げられたりたいへんなんです」と。しかもその流通にあっては，LPガスの上流と下流ではまるで業態が異なる。船団を操りながら世界各地からLPガスを調達し，一方では各家庭にガスと機器を販売し，そのガスの供給と機器の保安には万全を期さなくてはならない0各分野にスペシャリストを配置しただけではダメだ。ゼネラリストも必要だ。社長はこのすべてを統括 しなければならない。極めてフレキシブルな対応と柔軟な頭脳を要求される。