数値目標掲げ需要開発に邁進全国LPガス協会総会·決起大会

摘要

（一般社団法人）全国LPガス協会（以下，全L協）は6日，都内のホテルを会場に平成25年度通常総会を開き，先の理事会で承認された平成24年度事業報告書，収支計算書，平成25年度事業計画書，収支予算書及び一部理事の交代を全会一致で了承した。総会は冒頭北嶋一郎会長が「LPガスの更なる需要拡大で業界のボトムアップを図るとともに，災害に強い，分散型エネルギーであるLPガスを避敷所などに導入することで社会貢献を果たしていかなければならない」と挨拶。続いて経済産業省商務流通保安グループ保安課の福田課長が「需要開発と保安の向上は車の両輪。人的被害は減少しているが，LPガス事故は10％増加している。都市ガスと競争しながらガス事故撲滅を目指して消費者の信頼と安心感の下，需要開発に取り組んでいただきたい」と述べた。続いてリンナイ株式会社の内藤社長が「電力料金の値上げが続き，オール電化料金プランは消滅の方向へと向かっている。値上げ発表後はオール電化にしたいという消費者も大きく減少している。優れたガスの省エネ機器を提供していくので，LPガスによる社会貢献をお顔したい」とエールを送った。総会に続いて「需要開発推進運動」決起大会が聞かれ，LPガスの需要拡大に3年間全L協総体が不退転の決意で取り組んでいくことを宣言した。