ガソリンの需要減退著しくも石油製品輸出で命脈保つ米国精製業

摘要

米国エネルギー情報局（EIA）が3月27日に発表した“Gasoline ＆ Diesel Fuel Update”によると，3月26日の全米平均ガソリン小売価格（レギュラー）は前週比5．1セント上げの391．8セント／がロンとなった。ガソリン価格の値上がりはこれで9週連続。2008年6～7月に同価格が4ドルを超えたが，その年の3月半ばには3．28ドルだった。だから，今年このまま上がり続けると「5～6月のピーク時にはひょっとしたら5ドルを超えるのではないか！？」といわれ始めたのである。2008年7月7日に4．11ドルの史上最高値となったが，それなど近々に簡単にクリアしそうなのである。