3.0％47,450円,0.3％HPP52,350円動意づいた原油相場でやや値上がり

摘要

新日本石油系列の特約店や大口需要家に10月22日（木）,10～12月分のC重油仕切基準価格,当面の要求価格が伝えられた。　支払サイト60日向け,湾内平水船持ち届けベースで表示された仕切基準価格はS分3.0％が47,450円／ke,0.3％HPPが52,350円／keで,前期決定価格に比べ,S分1.6～3.0％のHS部分が350円の値上げ,L S0.3％が30円の値上げと,横ばいには収まらない可能性を示唆した仕切基準になっている。　今期の価格には9～11月のコストが反映する。当初は前期並みのコスト状況にあったが,徐々に値下がり基調に変わり,－時は1,000円ほど下がってもおかしくないコスト状況へ進んだ。しかし,仕切策定時期を迎えた途端,原油相場が勤意づいたほか,円高基調に展開していた為替相場まで円安へ方向転換するなど,コスト環境が値上げ方向へ一変した。