エネルギー対策特別会計，今年度比8.4％増の1兆233億円

摘要

経済産業省はこのほど，来年度平成20年度のエネルギー重点施策とその実行に必要な予算の概算要求をとりまとめた。 資源エネルギーの安定供給確保，地球環境問題への対応とともに，予算効率化を図った20年度の「エネルギー対策特別会計」（旧·石特会計）の概算要求額は，今年度予算より792億円（8．4％）増の1兆233億円。このうち，エネルギー需給勘定の経済産業省分は366億円（6．8％）増額の5,719億円。20年度の石油対策概算要求は19年度比100億円（3.4％）増の3,043億円。産油·産ガス国との関係強化，石油·天然ガスの開発事業，精製·販売業の基盤強化，バイオやGT L等による自動車用燃料の多様化などの施策を，より重点化，効率化し，厳しい財政事情の中で，最大限の予算獲得を目指す。