海から電気を取り出す--「こま」の動作を利用した新しい“波力発電”

摘要

1973年の第一次オイルショックを契機に本格的に始まった波力発電の研究開発は，数多くのアイデアが試されたが，実用レベルに至らず研究開発も低調になっていた。近年，地球温暖化防止の観点から，自然エネルギー活用の気運が高まり，風力発電，太陽光発電，バイオマス利用に次いで波力発電も欧米を中心に尚発が本格化し，実用化も進められるに至った。