遮熱·高日射反射率塗料の評価方法と効果について

摘要

近年，都市部のヒートアイランド現象の緩和や省エネルギー対策を目的として，高日射反射率塗料の利用が促進され年々需要が増えつつある。評価する手法も2008年にJISK5602塗膜の日射反射率の求め方として確立。現在，業界としてこの測定法JISをもとに，製品JIS化の検討を行っている。国の取組としては環境省環境技術実証事業の実施，最近では国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律いわゆる「グリーン購入法」の特定調達品目として高日射反射率塗料が採用されている。本稿では，この高日射反射率塗料の動向，原理，評価結果などについて説明する。