新世紀を生き抜く（その147）--「無理と道理」の区別を検証

摘要

ことしの梅雨は大気の不安定な状態が続き、騒々しい気分で過ごす日が、例年に増して多い。そんな中、我が国は集団的自衛権の行使容認をめぐって、自民·公明の与党協議がなかなかまとまらず、国政は無駄な時間のみ費やして閉会した。また経済面でもTPP交渉が進展せず、目玉の新成長戟略も行く方がはっきりしないまま、今年後半へと突入していく。目を外に転じると、シリアに続いてイラクまで内紛状態が激化し、アラブ全域を動揺させている。