米へムロツク, RECシリコン, 独ワツカーなどが年産能力大幅増強

摘要

世界の多結晶シリコン·メーカーが太陽電池向けを中心に生産能力の増強計画を進めている。 中国，ロシアなどの新規参入計画の情報もあり，西側世界で設備増強が完成する2008年以降ほ，異常に高騰した価格も修正に向かうとみられている。世界的に供給がひっ迫している多結晶は，半導体用が300mmウエーハの需要増大に加え，200mmウエーハの需要も供給能力を上回る需要となっている。 信越半導体，SUMCO，独シルトロニックなどのシリコンウニーハ各社は，300mmウエーハの生産能力の増強計画を表明しており，今後も需要増が見込まれている。 太陽電池セル，モジュール·メーカーのシャープ，京セラ，三洋電機，独Qセルなども，ヨーロッパを中心に需要が拡大している太陽電池市場に製品を投入するため，大幅な増産計画を打ち出している。 しかし，太陽電池メーカーは多結晶不足のため計画通りの生産が行われていないようだ。