レースウェイ内の固体運動シミュレーションによる安定流動域の定量化

摘要

高炉内部における気流と固体粒子の複雑現象を明らかにするため粒子の多体操触による相互作用の計算にDEMを用いた実炉スケールの数値解析を行った。 計算結果は既知の実験的な事実をよく表現し、実炉におけるレースウェイの脈動、炉内の粒子の下降流速、流線、空隙率は複雑な分布やその不安定な変動等を予測可能であることがわかった。 現時点では微粉の存在は考慮されていないが、今後はそれを考慮した解析を実施していく予定である。