熱間金型用鋼SKD61の被削性におよぼすZr、Caの影響

摘要

環境問題は高硬度で切削加工が難しい金型材料に対しても切削油剤の使用を極小とするミスト切削法や空気高圧圧縮クーラント方式等、脱湿式切削が試みられている。 しかしこのような難削材に対する乾式切削では湿式に比べで工具寿命が短く仕上げ面あらさの不安定性が指摘されている。 本研究ではSKD61の組成成分を基本とする被削性改善型熱間金型用鋼を製作しこれを乾式切削加工した場合の被削性を調べたので報告する。