Fe-C，Co-C，Ni-C系のメカニカルアロイングによる相変態とHCP転移

摘要

鉄とコバルト、ニッケルは、炭素とメカニカルアロイングするとhcp構造をもつ過飽和固溶体になる。 この現象は、メカニカルアロイングという手法に付随するものではなく、鉄の高圧相転移やイオン注入、地球の内核の構造との共通性から見て、普遍的な現象と思われる。 メカニカルアロイングは、強制固溶の一つの手法にすぎない。 高圧というと金属学になじみが少ないが、変位や歪と同じと考えれば、時効析出や変態時には局所的な高圧が発生しているのでないだろうか。