超純水とクラス1の空気

摘要

この拙稿は粉体工学会誌の本年7号の巻頭言で書いたものと内容的には一部重複するところがあることをお許しいただきたい。 表題の水と空気のどちらがきれいかであるが、単位体積中の微粒子の数（体積基準の粒子個数濃度）の点からみると、空気の方が圧倒的にきれいという結論となる。 最高の超純水に比べてクラス1の空気は千分の一程度の粒子個数濃度である。室内空気中と水道水中の微粒子の個数濃度もまた室内空気中のほうが子分の一程度少ない。