シックハウスに関わる化学物質放散測定法と動向

摘要

人が生きている限り呼吸をすることになる。その、吸う空気の問題には終わりがない可能性がある。1996年から問題となったシックハウスに関しては、第一次的な問題は解決したが、決して毎日吸っている空気の問題が全て解決したわけではない。また、新たな問題が生じる可能性がある。必要以上に危険性を誇張する必要はないが、忘れないことが大切である。また、米国のカリフォルニアでは、家具などの生活用品に関するホルムアルデヒド規制CARBを開始する予定である。日本から珍本質建材、部品の輸出は少か、と思うが、東南アジア諸国にとっては新たな対応が必要となるであろう。韓国、台湾、香港、中国でも化学物質汚染に関する問題が指摘されており、日本の対策や研究成果をこれらの国に積極的に知らせることも必要であろう。