VOC規制に対する東京都の取組

摘要

VOCの自主的取組は始まったばかりである。 都内のVOC排出量を削減するためには事業者の果す役割は大きく、東京都としても種々の支援策を構築してきた。 これまで実施してきた菜界説明会や事業者説明会を通じての感触では、事業者も「何らかの自主的取組を行わなければならか－」との意識が徐々に高まってきたように思える。 一方、VOCは発生源の数が非常に多く、また広域的に移流することから、一人東京都だけで問題を解決するには限界がある。 このため、地元の区市町村や近隣自治体、更には国や関連業界とも連携して、規制と自主的取組のベストミックスによりVOCを削減するという、言うほど容易ではないがこの新しい試みが成功するように今後も努力していきたい。