アルカリ土類金属修飾鉄又ニッケル系触媒上での炭化水素分解/改質による水素製造

摘要

ガソリンや灯油など液体炭化水素から一段で水素を製造するための耐コーキング性と酸化他に優れた触媒の開閉発を目的として、鉄及びニッケル系触媒の検討を行った。 少量の酸素/CO_2共存下でのメタン分解触媒として有効であったFeMg/Al_2O_3系触媒は、S/C=1.67、窒素中973Kという条件でのメチルシクロヘキサン（MCH）改質では、必ずしも有効ではなかった。そこでNi系触媒を検討し、担体としてZrO_2、修飾剤としてSrが好ましいことを見いだした。 100時間後の活性低下もそれほど顕著ではなく、依然としてコーキングはゼロではないものの、市販の改質触媒をも上回る性能であることが分かった。