中川氏は，45年に渡り信頼性工学，特に保全性理論を研究されている我が国のみならず世界を代表する著明な研究者である．氏は長年の研究成果をMaintenance Theory of Reliability（2005），Shock and Damage Modelsin Reliability Theory（2007），Advanced Reliability Models and Maintenance Policies（2008），Stochastic Processes with Applications to Reliability Theory（2011），いずれもSpringer，Londonより刊行，の4冊に纏められた．これらは世界各国の信頼性工学専門家に広く知られている著書である．さらに，同氏は5冊目となる専門書Random Maintenance Policiesを2014年に刊行予定であり，本解説記事はこの5冊目の本の一部を紹介したものである．
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