会員各自の中に塗装工学の構築を

摘要

現在、私は、再びエアスプレーガン開発の最前線に立っている。 最前線とは、私自身で研究し、開発し、設計している意味での最前線と、お客様と直接接し最新のご要求を受けて開発しているという意味での最前線である。 これまで、スプレーガン開発において、塗料の微粒化のメカニズム、生成粒子径分布、微粒化効率、塗着効率要因などを研究、明らかにし、また米国カリフォルニア州のSCAQMDなど海外の認証機関での受審や規格制定に助力をして来たが、工業塗装市場に関して言えば、最新のお客様のご要望はムラの少ない塗面を形成する霧の開発である。