高エネルギー放射光を用いたX線イメージングによるメタリック塗膿形成過程観察方法

摘要

自動車の車体と樹脂部品は一般に別塗装されており、樹脂部品の適用拡大に伴い、色合わせが重要となっている。アルミフレーク配向角度はメタリック塗色の明度に深く関係しているが、配向挙動を観察した事例は無い。SPring-8のX線イメージングで塗膜形成過程を直接観察し、アルミフレーク配向挙動の観察に世界で初めて成功した。溶剤の揮発に伴いアルミフレーク配向が進むこと、溶剤種類により配向挙動に差があることを明らかにした。