光硬化型樹脂の硬化反応解析

摘要

塗料の硬化は、熱硬化反応を利用することが多数を占めるが、反応に時間を要するため、作業時問や処理スペースの確保が必要となる。一方、光硬化反応を利用した場合、その反応は、光重合開始剤による重合反応の開始により硬化が進行するため、熱硬化型樹脂に比べて非常に短時間で効率よく進行する。そのため、硬化処理過程に取り入れた際に、作業の簡略化、処理スペースの縮小化、運転コストの低減等の利点に繋がる。