漆塗りと加飾をテーマに京都市産業技研他が講演会

摘要

京都市産業技術研究所、京都工芸研究会、漆を科学する会は、「2011漆工技術講演会－漆の挑戦その2」を3月25日午後2暗から京郡市下京区中堂寺の京都市産業技術研究所で開催した。まず神谷嘉美さん（東京都立産業技術研究センター）が「縄文人の挑戟をひも解く」について解説した。縄文時代晩期の豊岡遺跡（岩手県）の出土品を取り上げ、太古の時代において、漆と天然アスファルトがどのように利用されていたかを①縄文土器の観察②縄文人の接着剤③縄文人の修理など観察を通して得られた結果を報告した。