VOC脱臭技術·環境対応を両立するコストダウン技術

摘要

近年、「PRTR法の成立」「改正大気汚染防止法」「改正省エネ法」などを背景に事業者の環境問題への取り組みが活性化している。揮発性有機化合物（VOC＝Volatile Organic Compound）排出を抑制するための法案が2004年に閣議決定された。代表的な物質は、トルエン、キシレン、酢酸エチルなど合計約200種類ある。VOCは、塗料·接着剤·インクなどに溶剤として含まれ、工場などから大気中へ排出されている。このため、対象となる工場などでは、VOC排出抑制に対する投資の低減が重要な問題となる。