皮膚洗浄料の最近の開発動向－ボディシャンプー，洗顔フォーム，メイク落とし－

摘要

美しいお肌を保つ一環として，皮膚をきれいにするというために，皮膚洗浄製品の開発は日本において非常に活発になされている。 日常生活において必然的に生じる汗，垢，皮脂，皮脂酸化物，ほこり等を落とすために，入浴時における身体洗浄用のボディシャンプーや石けんの使用，朝夕1日2度の洗顔フォームや石けんの使用，さらには，メイクを落とすことに特化したメイク落としの使用等，お肌を美しく保つうえでのスキンクレンジングという行為は，広くルーチンとして受け入れられているようである。 事実，ボディシャンプー，洗顔フォーム，およびメイク落とし市場の動向を見てみると，ボディシャンプー市場規模は2007年に508億円（対2003年462億円），洗顔フォーム市場規模は2007年に304億円（対2003年306億円），メイク落とし市場規模は2007年に540億円（対2003年491億円）と，横ばいの洗顔フォームを除いて年々成長し，3製品群合わせて昨年1，352億円市場（対2003年1，259億円）の巨大なマーケットを形成している。 最近の市場の動きを見ていると，泡の良さに注目した皮膚洗浄料製品の上市が見られる。