自動車用排気系部材用gamma系耐熱鋳鋼--ガソリンターボエンジン用に最適な材料

摘要

小排気量エンジンと週給を組み合わせた直境ターボのガソリンエンジンは良好な燃費を得ることができる。その排出ガス温度は1，000℃程度となるので、排気系部品はメタル温度で約1，000℃の耐熱性?耐酸化性を備えなくてはならない。上記条件を満たす材料として、25Cr-20Ni系や18Cr-37Ni系があるが、2004年境から始まったNi等のレアメタルの世界的高騰により、材料費が急激に上昇した。そこで，日立金属はメタル温度1，000℃の耐熱性?耐酸化性を損なわずに、かつレアメタルの使用量を抑制したγ系（耐熱性に優れた鉄の結晶相）耐熱鋳鋼ハーキュナイトA3Kを開発し、排気系部材として供給を開始した。