NMR量子計算機を用いた効率的探索アルゴリズムの設計について

摘要

本論文では，NMR （核磁気共鳴）量子計算のようなBulk量子計算の理論を構築する。 NMR量子計算機上でGroverのアルゴリズムを利用した場合，通常の量子計算機よりも高速に解を求められる可能性が指摘されている［1］，［5］。 本論文では，［5］で述べられたNMR量子計算機上で動作する量子探索アルゴリズムを拡張し，解の候補が複数個ある場合に対する量子アルゴリズムについて考察する。