同一ホスト収容時における仮想化方式別仮想サーバ性能比較

摘要

仮想化技術が成熟し，Web サービスだけでなくNFV (Network Functions Virtualization)のような，より低レイヤでの活用が進んできている．中でも vCPE（virtual Customer Premises Equipment）等の機器を仮想化するサービスではそれぞれが必要とするリソースは少ないが，ユーザの増加に伴い大量の仮想サーバを収容することになると考えられる．この大量のサーバを，いかにパフォーマンスを保ったまま同一ホスト上に収容するかが重要となるそこで，本稿ではそのような利用用途に適した仮想化方式として VM とコンテナを想定し，同一ホスト上に多数のVM コンテナを収容し動作させた場合の性能比較を行う．具体的には，同性能の VM／コンテナを同一ホスト上に多数起動しIPv4 パケット転送性能と CPU 性能を測定する．その後，収容効率の観点で評価を行う.