高速障害復旧波長パススイッチングネットワーク－リングネットワクプロテクションとGMPLSメッシュネットワークプロテクション

摘要

急速なブロードバンド化の進展に伴い大容量信号を収容する次世代基盤ネットワークには、IP、TDM、波長パス等のマルチレイヤトラヒツクを収容する柔軟性と、将来の需要増大に対応可能なスケーラビリテイ、並びに、高信頼性が要求されている。 本稿では、次世代超大容量ネットワーク効率的に構成する手法として、光レイヤでのネットワーキングの有効性を述べるとともに、マルチレイヤ信号を統合的に制御·管理するGMPLSネットワーク技術の進展を述べる。 波長パススイッチングリングネットワークに関しては、従来のSDHベースのプロテクションスキームを2D-MEMSを用いる光ノード上実装することにより、光レイヤでのプロテクションによりIPレイヤにおいても20ms以下の高速障害復旧が可能であることを示す。メッシュネットワークに関しては、IP/MPLSと3D-MEMSを用いる仝光型クロスコネクトをGMPLSプロトコルにより統合制御することにより、フレキシブルかっ迅速な波長パスの設定、ダイナミック·レストレーションなどが可能であることを、室内テストベッド試験並びに大規模GMPLSネットワークフィールド試験を基に報告する。更に、将来技術として、GMPLSプロトコルにより制御された仝光ネットワーク試験に関しても言及する。