固体酸化物形燃料電池(SOFC)－マイクロガスタービン(MGT)複合発電システムの開発

摘要

当社では、1984年から円筒形SOFCの開発に着手し、電池材料·電池構造·電池製造等の技術を積み上げ、発電システム構築の段階に差し掛かっている。SOFCとガスタービンの複合発電への第一歩として、当社は2004～2007年度に独立行政法人新エネルギー·産業技術開発機構(NEDO)より、「円筒形SOFC高効率コンバインドサイクルシステムの開発」を受託し、円筒形SOFCとマイクロガスタービン(MGT)を組み合わせた200kW級の複合発電システムの開発·製作·運転試験を実施した。 本報では、その成果を中心にSOFC－ガスタービン複合発電システムの開発状況を紹介する。