連載（物流）：次世代リバースロジスティクスの構築に向けて⑧これからのリバースロジスティクス構築の方向性～廃タイヤの回収スキームを参考に

摘要

本稿では新品及び廃タイヤのロジスティクスの行程を示し、そのうえで廃タイヤのリバースロジスティクスの特徴を明らかにし、現状の課題解決のための仮説を立て、次世代リバースロジスティクスの戦略構築のモデルとすべく、問題解決の方向性を示した。すなわち、仮説として「廃タイヤの回収拠点集約による効率化の可能性」と「回収滞店時間の短縮による効率化の可能性」を挙げ、さらに問題解決の方向性として、回収ネットワーク広域化を念頭に置いた拠点整備、及び回収情報システムの構築·導入の提案を行った。