中国における日本化粧品の物流現状について－世界のグローバル化による中国の消費の実例

摘要

中国は近年、経済成長も著しく、十三億人もの巨大なマーケットとして、世界中の企業から注目されている。経済急成長を背景に、所得水準の向上により、中国消費者の消費観念は物的需要から精神的需要へ転換しつつある。その結果、ファッションや美容を楽しみ、化粧品を購入する経済的なゆとりのある中国女性が増え、オシャレヘの関心が高まっている。また、外国化粧文化の浸透により、中国女性の美意識に対する欲求が向上している。そういった美意識の変化に伴い、安価だけではなく、効果、品質、アフターサービス、商品のブランド化、そしてメーカーのブランド·イメージも重視されるようになり、中国消費者のブランド志向が高まっている（図1）。