クローラ式振動締固め機「おむすびローラ」－厚層転圧·法面転圧に威力を発揮する振動締固め機

摘要

近年、公共工事において「工期の短縮、施工コストの低減」が一層厳しく要求される中で、従来の「仕様規定」による発注方式から「性能規定」へと変貌を遂げつつある。今後は、この流れが主流となり大規模工事から小規模工事に至るまで、定着していくことが想定される。 コマツでは、大規模工事における盛土の締固め作業の効率化に注目し、写真1に示すようなクローラ式の振動締固め機「おむすびローラ」を開発した。 これまで、数々の締固め試験および実証施工を蓄積することにより、従来型の振動ローラでは困難とされていた、厚層転圧を実現し商品化に至った。 また、写真2に示すように、厚層転圧の機能に加え、自走式による法面転圧の機能を兼備した、法面仕様車JT150WAC-1も同時に開発した。 第1表におむすびローラの主要仕様を示す。