情報化·無人化技術②：情報化施工システムiCEシリーズ－ダウンサイジングした簡易帳票作成システムと道路工事への適応

摘要

当社のシステムは、神戸空港·関西空港·フィルダムなどの大規模土工で使用した実績があり（写真1）、多数の重機で取得した施工データをサーバー機やデータベース（以降、DB）を用いて、施工データの集積管理から帳票作成まで日々の土工管理をスムーズかつ確実に行ってきた。 しかし、大規模な工事の発注自体が減りつつある昨今、システムの大容量化·高機能化が逆に中小様々な現場での導入に際し弊害となることもあるため、当社では大規模土工に適した上位バージョンのシステムとは別に、複雑な仕組みを持たずソフトウェア単体で現場のデータを集積し、帳票出力が可能な簡易後処理ソフトウェアである「iCE Office Lite」を開発した。 また、これまでは広い領域における造成工事での適用が多かったが、最近では道路での土工管理のニーズもあることから、道路に適した仕様を検討しシステムを開発した。 今回は、このiCE Office Liteと道路への適用事例を紹介させて頂く。