情報化·無人化技術①：国土交通省における情報化施工の取り組みについて

摘要

建設産業は、①単品受注生産；②屋外での現地作業；③工程毎の分業生産等、他の産業に比べて大きく異なる特性を有している。 これらの特性を踏まえつつ、建設分野ではこれまで様々な生産性向上に向けた取り組みがなされてきた。 その1つに人力作業から機械化施工へ、さらに機械化施工の高度化への発展が上げられる。 建設投資の低迷や熟練作業者の減少等建設産業を取り巻く環境の大きな変化や、品確法による公共工事における品質の確保が求められる今日、さらなる生産性や安全性の向上、品質の確保、監督·検査体制の充実、環境負荷低減に対する取り組みが喫緊のものとなっている。