管渠推進工法：長距離推進を実現する管周混合推進工法－建設コストの縮減を担う長距離·曲線推進工法

摘要

最近の都市部での管路工事においては、施工環境が厳しくなっており従来の開削工法の採用が難しくなってきている。 一方、非開削の推進工法は下水道工事や電力工事、パイプライン工事等に多く採用されてきている。そのような中で推進工事の長距離化は、建設コスト縮減の取組みで有効な手段となっている。推進工事で長距離化を図る有効な手段として滑材注入によって推進抵抗を低減することがあげられる。 そこで、この滑材効果に着目して、新たな発想のもとに滑材効果をとらえ、独自の滑材注入装置と注入システムで滑材の持つ推進力低減効果を最大限に発揮して、長距離推進を可能にしたのが『管周混合推進工法』である。 ここでは、工法の説明と施工事例を紹介する。