ライバル車比較試乗－真の四強

摘要

レクサスは日本発のプレミアム·ブランドらしく、圧倒的な静かさや快適な乗り心地、抜群の信頼性などには定評がある。多機能ゆえに数多く存在するインテリアのスイッチ類を、スタイリッシュさよりもわかりやすさ優先で配置することも、日本的な親切心の現れで好感が持てる。だが、そういったもてなしの心が際立ちすぎると大人しいという印象にもなりかねず、強い存在感で主張するドイツのプレミアム御三家と渡り合っていくうえで不利なのでは？という声があるのも事実。そこでレクサスは、まずデザインでライバルに負けない個性を打ち出し、走りはスポーティに振ることで、対抗心を向き出しにしてきている。GSのフルモデルチェンジ、LSのマイナーチェンジでスピンドルグリルを採用したのもその戦略の一環。走りのレベルもグンッと上がり、評価は高まる一方だ。